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ウズベキスタンでの活動記録から始まったブログも、今は子どものことや作ったパンの記録ブログになっています。


by насиба
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Азиз ака

早いものでもう12月。
働き始めて、5か月目に入りました。


今日は、仕事が終わって病院を出ると、うちの病棟の先生もちょうど帰るところでした。
いつも車で通っているそうで、乗せてってくれる、ということで、お言葉に甘えて送ってってもらっちゃいました。


病院からうちまでは、メトロで一回乗り換えがあって、徒歩も含め、スムーズにいってちょうど45分かかります。

車だと、15~20分くらいかなぁ。


いろいろ話をしました。






語学について。

ウズ語が上手になるように、今習っていることを話しました。

「たくさんしゃべったら、習う必要なんてなくなるよ。病棟で、何もしていないところを見て、心配してた。とにかくしゃべったらいいよ。これから、もっとしゃべろう」と。

あたしがぼんやりしているのを見て、心配してくれていたようでした。

たしかに、たまに病棟に来ると、よく話かけてくれます。



わかってるんだけどね。

そうずっとしゃべる話題もないしなぁ、って、ぼーっとしてることが多かったりするんだけど、そうしてしゃべらなくなってしまうと、何話したらいいかわからなくなってきちゃって…

ていう自分もいる。



で、ウズの若い子を紹介してくるって。
看護師か、医師になるために、勉強中の学生。

「そしたら、ナシバ(ウズベクのあたしの名前。日本名で呼ばれることもあるんだけど、この先生はナシバって呼ぶことが多いかな)が勉強を教えたらいいし、いっぱい話したら勉強になって、ウズ語もすぐうまくなるよ」と。

で、「タシケント以外の、地方から来ている、学生」と。



なんでタシケントの子じゃないの?と思ったら、、

「一人で住んでいてもつまらないし、一緒に住めばいいよ」と。


あ、だからタシケント以外の子、ってこと?



紹介してくれるのはとってもありがたいんだけど、一緒に住むのはちょっと…。

だから、JICAがそれは禁止しています、って言ったんだけど、


「ヌマガ?(どうして?)」と。


「一人で住むのが怖いから、って言ってみたら大丈夫だよ。で、病棟の上の医者がそう言ってる、って言ったら。それに、外国人の、しかも若い女の子がこんなとこで一人で住んでるんなんて、危ないから、一人じゃなくて、二人で住むのがヤフシ(良い)」と。



そういう問題じゃないんだけどねぇ。


で、「私、日本にいたときも、6年間、一人暮らししていたんです。だから、一人暮らしはできるし、一人でいる時間もほしいんです」と言ったら、


驚いた表情で、

また「ヌマガ?」と。



そんなに、なんで、て言われてもなぁ。


私のためにいろいろ考えてくれるのはありがたいのですが…。


友達、紹介してくれるならそれだけで十分なんですけどね。




ウズでは一人で暮らすことってあんまりないから、あたしが一人暮らししていることは考えられないみたいですね。



ま、いつでも言ったら紹介してくれる、ということだそうで。
たしかに、今のあたしにとってはとっても良いお話なんだけどね、一緒に住むっていうことがなかったら…。


今は気持ちだけ、ありがたく受け取っておきます。





で、仕事の話も。

うまく説明できなかったんだけど、
「日本でやってきたことが今ここで必要なことかわからないです。日本とここでは看護師の仕事が違うように見えます。先生は、看護師さんたちに何を求めますか?看護師さんたちに、さらに何が必要だと思いますか?」というようなこと聞いてみました。


たどたどしいウズ語に、「うん、わかるよ」と言ってくれて、



先生はちょっと考えて、



「日本では、看護師が、検査のためにあっちこっち行って、病棟にいなくなることある?」と聞かれました。


うちの病棟の看護師さん、検査や薬もらいに行ったりと、とにかく病棟にいないことが多いです。
で、一人で患者さんを見ていて、処置係でほかにもいるんだけど、その看護師さんもいないことがあるから、だーれも病棟にいなくなることがあるんです、よく。


日本でも、検査に連れて行ったりするけど、誰もいなくなることはありません。
必ず誰かがいるようにしています。


「日本でも看護師があちこち行くけど…、でも他にも仕事をしてる」と答えました。




で、看護師の仕事についても、聞かれました。



「ナシバはいつも、血圧をはかるのと、マッサージをしている。日本では他にどんなことをしている?」と。


あ、あたしがマッサージしているの、見てたのね。

そう、最近、よく患者さんのマッサージしています。




「日本では、注射をする以外にも仕事はたくさんあります。一緒にリハビリしたり、体拭いたり…、患者さんがよくなるためのお手伝いをします。それから、この患者さんは、どんな病気なのか、を知り、観察も、血圧と脈と体温を測るだけじゃない。測ったら、それが良いのか悪いのか、悪かったらなんで悪いのか、どうしたらよくなるか、などいろいろ考えます。」と言ってみました。


そしたら、「ここの看護師はヨモン?(ダメ?)」って。


ダメじゃないけど、ていうか、ダメとは言えないよね。

だから、「ダメじゃないけど、さらによくなるために、必要なこともあると思います。」と。



私今、そう思っていても、自分自身がちゃんと患者さんを看れていないのに、先生はヤフシ(良い)というから、

「自分自身も今はダメ。観察したことをちゃんと活かすことができていないし、ちゃんと観察できていない。本当はもっと看るべきところがたくさんある」と答えました。





あとは、自分は、日本では、本を使って調べたり、先生や先輩から教えてもらったりして勉強してきた、と、日本から持ってきた本を指さして言うと、


ここの看護師は、私が、ここはこう、こう、と教える、と言っていた。


だから、ナシバが教えていって、と。








そして最後に


家でも病院でも外でも、困ったときはいつでも連絡して、あなたのお兄ちゃんだと思って、ね。
あ、タイトルのака(アカ)は、敬称として使うこともあるし、お兄ちゃんという意味もあります。





ありがたい話ですね。




今日はたまたま先生とゆっくりお話することができてよかったです。





頑張らないと。











ていうか、読みにくい文章…。
でも、うまく修正できないから、これでいいにしよう。
by woody_bullseye | 2011-12-01 21:44 | 派遣1年目 活動のこと