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ウズベキスタンでの活動記録から始まったブログも、今は子どものことや作ったパンの記録ブログになっています。


by насиба
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やっぱりウズだ!

昨日、ちょっとびっくりした面白いできごとがあったんだけど、うちが停電してたので、日記が書けませんでした。
USBでのネットだったらいいんだけど、うちのはADSLなので、電気がないとモデムの電源が入らず、使えないんですね。


というわけで、昨日の出来事から。

その1。
予防接種に行きました。
2年間、海外で生活するため、協力隊はそれぞれの派遣国で必要な予防接種を訓練中から受けます。
私の国は、A型肝炎(3回)、B型肝炎(3回)、狂犬病(3回)、破傷風(1回)。
訓練中は、毎週1回、予防接種の日があって、何かしら打たれていました。

でも、A型とB型は訓練所でやったのは2回目。
3回目を昨日、打ってきました。

打たれる場所は、インターナショナルクリニックという、外国人が多く使う病院。
ウズ語、ロシア語の他に、英語も通じます。昨日は韓国語をしゃべっている人もいました。
この国、韓国の人も多くいるので。


昨日は同期のHさんとKくんと3人で行きました。
着いてから、問診票みたいのに、記入し、診察室へ。


最初は先生、英語をしゃべってたんだけど、いまいち・・・???だったので、ウズ語でしゃべってもらったら、よっぽどよくわかりました。

で、だれが一番先にやる?と聞かれ、Kくんが、じゃ、おれが!と。


日本だと皮下注射なんだけど、ここはどうやら筋肉注射らしい。
で、Kくん、肩のあたりまでそでをまくり上げたんだけど、まだそれじゃ十分じゃなかったらしく、ただの注射なのに、「脱いで!」と言われ、服を脱ぐことに。


で、A型、B型と2種類あるのを、同じ腕にはできないから、両腕にやる、と。
そこまでは、うん、そうだな、と思って聞いてました。


で、2人の看護師さんが、シリンジに薬液を詰めてます。



そして、

「ベル、イッケ、ウッチ!(1、2、3!)」





なんでしょう、この掛け声は…



と思ったら、


なんと、A型、B型の両方を、なぜか2人の看護師さんが掛け声をかけて、同時に両腕に注射したのでした。






なぜいっぺんに???
べつに悪くはないと思うけど、でも、掛け声までかけて同時に打つ必要もないと思うんだけど。




そばで見ていたHさんと私は大爆笑。





そしてその後、Hさんで、私の番に。



やっぱり「1,2,3!」と掛け声をし、ぶすっと、同時に針が2本、両腕に刺さっていきました。
自分の刺される様子は見えなかったけど、刺される感じから、針、思いっきり全部入ってたと思います。





この潔さ。




痛い、というより、笑ってしまいました。




写真、とればよかったなぁ。






そして、先生は、おしゃべり好きの冗談好きな感じ。

ぺらっぺらずっとしゃべってました。

「一番めにやる人はチュッパチャップスあげよっか?」とか、
「それともビールがいい?」なんて言ったりして。




そして、訓練中から始めた予防接種は、毎回その後に記録をする冊子があるのですが、それは自分で記録します。でも、今回は先生が書いてくれました。


Hさん、記録用紙にちゃんと今までの記録書いてなかったので、先生、「君は、ばほーいっけ(成績2)ね」と。
この国も成績表は5段階で、5が一番いい成績。

私は記録してあったので、「ばほー5」をもらいました。




最後まで、「チュッパチャップスいる?」と。




インターナショナルクリニック。
設備も整って、きれいなところ、先生も看護師さんたちも優しいし。
でもやっぱり、ウズを感じずにはいられませんでした。









その2。
停電していたこと。
どうやら、電気代が切れたために電気が止まっていたみたいでした。
私はまだここに住み始めたから電気代を払っていません。よくわかんないけど、大家さんが言うには、前に住んでいた人のデポジットがあるから今はまだ必要ない、ということで。
でもそれが切れたみたい。

でも私が電気がないのに気付いたのが夕方。昼間は電気使わないから気づかなかったんです。

大家さんに電話したら
「今日はだめ。明日ね」と言われたので、一晩電気なしで生活することになりました。




電気がない中、夜、同期のAちゃんとGちゃんがうちに遊びに来てくれました。
明日3か月に1回、JOCV・SVが集まって総会があるため、Gちゃんが昨日からタシケントに来ています。




電気がにないので、ろうそくと懐中電灯で。



これが意外になかなかいい雰囲気で。
ま、一人だったらさみしいろうそくも、3人いたから、キャンドルナイトだね、なんて言いながら、ごはんを食べました。


この日のメニューはたらこスパに、ハムとキャベツをいためたものに、チーズに、Gちゃんがフェルガナからのおみやげで持ってきてくれたフェルガナノン(あたしこのノンが好きなんです。タシケントないはない種類のノン)。
に、ビール。
やっぱりウズだ!_d0195041_1821358.jpg


たらこスパは、素みたいのを実家から送ってきてくれたもの。
ずっと忘れてたんだけど、ふと思い出して。


たらこなんて、こっちじゃ絶対食べれないからね。

ほっとしました。





つまみ系なごはんを食べながら、ビールを飲み、おしゃべり。




楽しい夜でした。










その3。
電気が戻ってきた。


たぶん忘れてるだろうとおもって、大家さんに電話。
そしたら、1時間もしないうちに、電気が来るから、と。

で、1時間後くらいに、電気が無事来ました。



電気が着た途端、大家さんから電話。
「電気、来た?」と。

「来ましたよ」と言うと、


「今から行くから」と。




電気、来たから大家さん来る必要ないのに…、と思ったら、電気代の請求でした。


50000スム。これで3か月分くらいになるみたい。
日本円にして2500円くらい。





そしてついでに、玄関の外にある電球もずっと切れたままだったので、大家さんが付け替えようとしているところ、上に住んでる近所のおばちゃんが通りかかりました。


大家さんと何か言い争いが始まりました。


この玄関外の電球がずっと切れていたままだったことが、おばちゃんずっと気になってたみたい。
でも誰も変えないことが、さらに良くなかったみたい。



大家さん、すかさず、「私はもう5回も変えた。他の誰も変えないから。」


いや、あなたこれで2回目だと思うけど…




誰が変えるだの、いつ変えただの、電球ひとつで、しばらくあーだーこーだぁ。


最後におばちゃんが、
「電球変えるようにお隣さんにも言っておいてね」と大家さんに言って、やっと話が終了しました。



私は、ちょっと暗いなぁと思ってたくらいで、生活に不便ないし、気にならなかったんだけどね。
電球ひとつでちょっとした騒動でした。




おばちゃん、二人いて、一人は以前にも見かけたことがあって、少ししゃべったことがありました。
二人とも、私の上の階に住んでるんだけど、どうやら、洗濯ものを干してる最中に、指輪が落ちてしまったらしい。

「あなたのバルコニーのとこに落ちてないかしら?」と。

というわけで、うちのバルコニーの外の、屋根みたいなところを一緒に窓からのぞいたんだけど、ありませんでした。

「良い指輪だったのよ。赤くて、金の指輪」



残念だったね、と言いながら、またもうひとつ。



「あなた注射できる?」と。


そういえば、私が病院で働いているってこと、話したことあったなぁと思って。



どうやら、風邪ひいたみたいで。




でも私、ここでは医療行為しちゃいけないんです。もちろん、活動先の病院でも。
事情を話し、お断りしました。




でもね、でもね、風邪ひいたからって、日本だったら家で注射、しないよね。
病院行くよね。
先生に診てもらって、指示受けて、看護師が打つのはそれからだよね。




ここね、家でも注射、するんですよ。
看護師じゃなくっても、医者じゃなくっても。


注射器や薬はすぐ、薬局で買えるんですね。
入院してる患者さんが、先生に言われて薬買いに言ったりするくらいだから。








ここで生活を始めて、はや8か月。


日々生活してると、日本にはないようなことがいっぱいあって、ほんとにおもしろいです。


おもしろい、だけじゃすまないこともなくはないけどね。




でも、そう思って生活することが、この2年間を楽しく過ごすコツ、なのかもしれません。




やっぱりウズだ!_d0195041_1823123.jpg

by woody_bullseye | 2012-02-23 18:02 | 派遣1年目 日々のできごと